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薬系大学の課題にどう向き合うべきか

2024年10月16日 (水)

◆薬系大学を取り巻く環境は厳しい。少子化の進行に加え、薬系大学の大幅な増加や薬学教育6年制への移行の影響で、入学志願者と定員のバランスが崩れた。入学試験の難易度で偏差値50を下回る薬系大学や定員割れの薬系大学は、もはや珍しいものではなくなった
◆この傾向が進めば、入学者募集を停止する薬学部の増加や、輩出する薬剤師の質低下が見込まれる。こうした課題にどう向き合うべきか。悲観的な声が多く、妙案はあまり聞こえて来ない
◆前向きな見解として「既卒の薬剤師が各現場で業務拡大に取り組むほか、新たなフィールドで薬剤師職能を生かす道筋を作り、薬局や病院に限らず、社会で薬剤師が活躍する場を増やすことに取り組んではどうか」との意見を聞いた
◆ただ、こうした努力を重ねても薬学部全体の定員は多すぎるとの声もある。薬学部の新設抑制だけでなく、既設薬学部の定員削減に大胆に切り込むべきとの見解もある。まずは、大学関係者や薬剤師が率直に意見をぶつけ合う場を設けるべきだろう。



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