◆「患者中心の医療」を取り上げた製薬業界のイベント取材が10日間で3回もあった。近年、関係組織が患者参画の指針を出すなど動きに勢いを感じるが、緒に付いたところだ
◆イベント終了後、担当者に感想を聞かれ、つい昔話をしてしまった。「研究には国民の理解と協力が不可欠(略)国民の納得に基づく協働を可能とする関係の構築に努力する」との宣言を出した2010年の日本癌学会と直後に取材した欧州臨床腫瘍学会(ESMO)の患者セミナーの話。同セミナーでの「患者だけが知るニーズがある」との意見が耳に残る。14年前だ
◆この10日間の取材では治験情報へのアクセスが困難なこと、専門家との対話で「取り残され感がある」との患者側の声を聞いた。一方で成果も出始め、16日には中外製薬による発表会が行われた
◆11日のイベントでの元厚生労働官僚の三浦公嗣氏の発言に少し光を見た。「患者を中心とした研究を創薬エコシステムのコアに位置づけ、継続することで新しい文化、社会が作られていくのではないか」
「患者中心の医療」
2024年10月18日 (金)
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