ノバルティスファーマは21日、前ファイザー日本法人取締役執行役員オンコロジー部門長のジョンポール・プリシーノ氏が11月1日付で就任すると発表した。このトップ人事は、2020年11月から社長を務めているレオ・リー氏がノバルティス中国法人代表に異動することに伴うものだという。
プリシーノ氏は、ファイザーでセールス、マーケティングなどを日本を含め複数の国・地域でのリーダー職の豊富な経験と実績を有する。
プリシーノ氏は、1981年11月生まれ42歳。2002年にオーストラリアのシドニー工科大学生物医学専攻を卒業後、ファイザーの現地法人に入社しMRからキャリアを積んだ。16年に日本法人に異動し、その後、香港、グローバル本社でマーケティング、コマーシャルの要職を経て、19年にベトナムのカントリーマネージャーを務めた。22年からは日本法人に移り、取締役執行役員を務め、同年9月からオンコロジー部門長を務めた。なお、14年にニューイングランド大学MBA専攻を修めている。
レオ・リー氏は、社長就任以降、グローバルと連携しながら日本における組織改変を推進し、サンドの事業分離を通じて、新薬事業に注力する組織体制変更に取り組んだ。