◆AI創薬による新薬候補の臨床試験入りがアステラス製薬、中外製薬から公表された。Meiji Seika ファルマはmRNA技術を応用したレプリコンワクチンを実用化した。時代の変わり目を感じた
◆そう感じたのは、小紙が来年3月で創刊1万3000号を数えるため、1000号前の2018年4月から振り返ってみたからだ。日本はコロナ禍を挟み、コロナ薬・ワクチンで出遅れ、DX化も遅れた。ようやく新時代へのエンジンが動き始めた
◆新規モダリティの創薬にはAI活用などDXは必須。創薬と製造の革新が時代の要請だ。時にノーベル賞ではRNA技術の受賞が続き、今年はAIの基礎となる業績も受賞したのは時代の趨勢だ
◆新技術への期待は大きいが、ファイザーの調査では、遺伝子治療に対する一般の人の印象は「怖い、危険、不安」が46%。この心情に応える対応をしないと普及は遅れる。新技術の恩恵を一握りの人だけでなく、広く市民が与れなければ社会の発展は遅れる――今年のノーベル経済学賞はそう示唆している。
創薬と製造の革新
2024年11月06日 (水)
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