協和キリンと米アムジェンが中等症から重症のアトピー性皮膚炎を対象に共同開発するロカチニマブは、臨床試験の最終段階にある。同剤は、症状に関与するサイトカインのインターロイキンを標的するのではなく、サイトカインを放出する細胞の活性化に関与するOX40受容体を標的にし、病原性のT細胞を抑制、減少させる新規作用が期待されている。日米欧で2026年度の承認を目指す。
同剤は抗OX40ヒトモノクローナル抗体。期待される病原性細胞の減少は、同社の抗体依存性細胞障害活性(ADCC活性)を高める独自技術「ポテリジェント技術」による作用だという。
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