千葉大学医学部附属病院薬剤部は、10月から千葉県香取市の香取おみがわ医療センターへの薬剤師出向を開始した。従事経験19年の薬剤師を派遣した結果、出向後わずか1カ月で薬剤部の残業時間が約30時間減少し、薬剤管理指導料の算定件数増加にもメドが立った。2026年3月までの1年半の出向期間で病棟業務の充実と外来業務への拡大、業務マニュアル整備や教育プログラム構築、新卒薬剤師を採用するための広報活動をサポートしていきたい考えだ。
香取おみがわ医療センターは、香取地域の医療を担う100床の中核病院。薬剤科は中核薬剤師2人が昨年退職したことで薬剤師4人と人手不足に瀕しており、病棟業務についても二つある病棟のうち一つの病棟でしか実施できていない状況にあった。
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