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薬学にとっての原点回帰

2024年12月06日 (金)

◆政府が創薬人材養成の教育内容について検討する政策目標を打ち出したことは大学関係者の様々な憶測を呼んだが、あくまで薬学教育モデル・コア・カリキュラムに盛り込まれている内容との冷静な声も聞かれるようになった
◆ここへ来て私立大学の伝統校で「研究」「創薬」を重視する動きが出てきている。薬学部・薬科大学として臨床薬剤師養成の大きな柱は維持しながら、臨床研究と創薬につながる基礎研究もしっかり行うというもので、薬学にとっての原点回帰と言えるかもしれない
◆背景には、6年制教育が軌道に乗ってきたとの大学側の判断もあるようだ。6年制教育の導入から20年近くが経ち、4年制で薬剤師国家試験受験資格が得られる経過措置も終了した現在、改めて薬学部・薬科大学に大事なものを再考した結果、「研究」「創薬」に辿り着いたのだろう
◆これは良い傾向だと思う。私大でも研究が広がれば薬学の基盤強化につながる。全ての大学では難しいかもしれないが、少しでも薬学における研究の裾野が広がってほしい。



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