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強まる若手医師の「直美」傾向

2024年12月09日 (月)

◆電車に乗ると、美容外科クリニックの広告を頻繁に目にする。高校生をターゲットとした広告の登場にはさすがに疑問を抱いたが、SNSの浸透などで特に若い女性の間で外見重視の考えが急速に広まっているという
◆医療現場では近年、臨床研修後の医師が直接美容外科クリニックに就職する「直美」の傾向が強まっている。需要増もあって1年目から高収入を得られることや働きやすさなどが背景にある一方、産婦人科など激務だが不可欠な診療科の人手不足が懸念されている
◆美容外科でも施術には多数の薬剤が使用される反面、医学部での薬物治療に関する教育が疎かな現状を指摘する声も聞かれる。添付文書の存在すら知らない医学生もいる現状を打開するため、処方に関する知識やスキルなどの評価手法を国内に導入する動きが進んでいる
◆診療科や時代が変わっても、患者の薬物治療に対する医師の責任の重さは不変だ。若手医師には職場選択の自由があると同時に、高給に相応しい技術と知識が求められることも自覚してほしい。



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