グローバルCDMOの独アドラゴスファーマのアンドレアス・ラーベCEOは5日、来日に合わせて本紙取材に応じ、来年にも日本で製造拠点を買収すると明らかにした。2023年にサノフィの旧川越工場(埼玉県川越市)の買収に続くもので、日本事業における約30億錠の生産能力を約40億錠に増強できると見込む。30年までには国内後発品生産数量の約10%(90億~100錠程度)のシェア獲得を目指す。ラーベ氏は、事業強化を通じて、日本の供給不安の解消、非効率な少量多品種生産の改善に貢献していく姿勢を強調した。
ラーベ氏は、日本での買収について「来年にかけ具体的に実現していくと確信している」と述べた。生産体制の増強の必要性について日本市場でのアウトソーシング機会の余地を挙げた。
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