◆医薬品販売制度の改正で注目されるのが「薬剤師以外の専門家に対する資質認定制度の新設」。OTC市場で多くを占める成分を含むB・Cグループの製品が販売できる属人認定だけに、経営に大きく影響しそうだ
◆近年、ドラッグ企業の出店攻勢が相次ぐ中で、薬剤師の雇用状況が出店計画に大きな影響を与えてきた。さらに出店要件としての薬剤師確保が、結果的に薬剤師の人件費を高騰させた
◆販売制度の改正を前に、ドラッグストアの薬剤師の位置づけも変化しそうだ。店舗認可に薬剤師を必要としない薬種商販売業の形態に転換する企業も出ている。また中には、新たな店舗販売業の下では、薬剤師の配置が可能な時間帯に限定して、指定医薬品(Aグループ)を販売すればよいとする向きもある
◆しかし、薬の専門家としての薬剤師は、ドラッグ企業にも大きな存在であることは間違いない。現行の医薬品販売制度は、薬剤師という“資格”だけを重んじ、依存してきた面がある。制度見直しの中では、新たな認定資質の創出も含め、医薬品販売の専門家に求められる要件を再考すべきだ。
医薬品販売に必要なもの
2006年02月10日 (金)
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