
寺薗氏
鹿児島大学病院薬剤部は、薬剤師の業務拡充に向けて機械化や薬剤助手の活用を推進している。抗癌薬調製や注射薬払出等にロボットを導入して業務の省力化や標準化を図り、薬剤助手がロボットを補完する体制を構築。薬剤師は、病棟業務の拡充を進めるほか、周術期関連業務や癌領域の薬剤師外来に取り組む計画だ。
同院は672床で、現在の薬剤師数は53人、薬剤助手は27人。他の大学病院に比べて薬剤助手の比率が高い。薬学部がない鹿児島県で薬剤師確保に苦労する中、退職者の集中によって数年前に薬剤師数が大きく減少したことを契機に薬剤助手の雇用を増やし、この人数になった。
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