中外製薬は、血液癌を対象に、抗体薬物複合体(ADC)の「ポライビー点滴静注用」(一般名:ポラツズマブベドチン遺伝子組み換え)とT細胞誘導型バイスペシフィック抗体の併用による新たな治療法の開発を進めている。その中で、アグレッシブ非ホジキンリンパ腫(aNHL)については、2次治療を対象に今年の承認申請を目指す。
血液癌の一種のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)では、未治療患者に対しては複数の抗癌剤などを用いるR-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)による寛解導入を図る。しかし、約4割が再発・難治で、そのケースでの全生存期間は6.6カ月(中央値)と極めて予後が悪い。
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