元厚生労働省医政局長の武田俊彦氏は、日本バイオシミラー協議会のウェブ講演会で講演し、バイオ後続品のあるバイオ医薬品の選定療養導入見通しについて「5~10年スパンで見ると議論は必須と思うし、いつかは議論になる」との見解を示した。バイオ後続品の安定供給対応や薬価制度も今後の検討課題に挙げた。
政府はバイオ後続品の使用促進策として、2029年度末までに8割以上置き換えられた成分数が全体の成分数の6割以上とする目標を打ち出している。その実現に向け、昨年の「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」による中間取りまとめでは、医師や保険者向けの講習会実施などが盛り込まれた。
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