新薬剤師養成問題懇談会(6者懇)が2月27日に開かれ、薬学領域で創薬人材を養成するためには、製薬企業などで働く社会人が大学院に進学しやすい環境整備が必要との声が相次いだ。一方で、創薬の担い手を養成する教員が研究に十分な時間を確保できていないとの薬学教育の課題も指摘され、教員の働き方を改革すべきとの意見も出た。
6者懇では、臨床教育と創薬強化の両立をめぐる協議が行われた。2022年度に改訂された薬学教育モデル・コア・カリキュラムは臨床に重点を置いた構成である一方、国は26年度から検討開始予定の次期コアカリに向け、創薬につながる薬学人材養成のための教育内容について検討するとした工程表を示している。
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