薬事審議会医療機器・体外診断薬部会は10日、低侵襲性の穿刺血など血液検体を用いた検査薬の一般用検査薬への転用に関する議論を取りまとめ、「転用は現時点では時期尚早」と結論づけた。一定の要件を満たせば安全性・感染性の懸念を軽減でき、廃棄方法に関するルールの共通化も可能とした一方、医師の指導下で使用に関する知識・技術を教育できないなど「残された課題」の検証と整理が必要とした。
厚生労働省は、「いったん議論を終了するが、残された課題の検証が必要。業界団体が要望した場合、議論再開のきっかけの一つにはなると思う」との考えを示している。
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