中央社会保険医療協議会総会は12日、費用対効果評価結果に基づき、ファイザーの円形脱毛症治療薬「リットフーロカプセル」(一般名:リトレシチニブトシル酸塩)の薬価引き下げを了承した。6月1日から適用される。
同剤のカプセル50mgについて、現行薬価の5802.40円から5584.30円と約3.8%引き下げる。リットフーロの薬価をめぐっては、分析対象集団が「頭部全体の概ね50%以上に脱毛が見られる小児の円形脱毛症患者」(患者割合8.1%)で、治療薬を特段使用せずに経過観察等を行うベストサポーティブケアを比較対照技術として分析を行ったところ、ICER(円/QALY)の区分は「200万円/QALY以上750万円/QALY未満」、価格調整係数は1.0を示した。
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