
日本化薬は3月28日、川村茂之取締役常務執行役員が社長に昇格すると発表した。合わせてライフサイエンス事業を担当する島田博史取締役常務執行役員が専務執行役員に異動する。両氏とも代表権を持つ。2019年6月から社長を務める涌元厚宏氏は相談役に退く。6月26日の株主総会、取締役会を経て正式決定する。
川村、島田両氏とも医薬事業の経験がある。次期中期事業計画を26年度から始めることから、新体制下で次期計画を策定、推進することにした。
川村氏は1963年6月生まれの61歳。現在自動車のエアバッグなど安全対策システム装置などを扱うモビリティ&イメージング事業を担当しているが、87年の入社から2006年までの19年にわたり医薬事業で営業を担当していた。
入社当時はMR職で、大阪支社で病院担当として活動し、02年12月に東部支社東京医薬支店東京第一営業所の第一グループ長、05年6月東部支社名古屋医薬支店津営業所長を務めた。06年6月に姫路工場(兵庫県)へ異動したことで医薬事業を離れた。
専務に異動する島田氏は、引き続きライフサイエンス事業領域管掌兼医薬事業部長を務める。現在日本バイオシミラー協議会の会長を務めている。