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【日立ハイテク】分析事業の強化を図る‐グループ2社を統合

2025年04月02日 (水)

 日立ハイテクは3月31日、ハンドヘルド型蛍光X線分析や可搬型固体発光分析の技術を有するに日立ハイテクアナリティカルサイエンスを、熱分析、蛍光X線分析、液体クロマトグラフや分光分析の技術を有する日立ハイテクサイエンスに統合し、一体運営することで分析事業の強化を図ると発表した。今後、さらに難易度が高まる材料の開発・製造・検査プロセスに対し、両社の技術を集約することで、顧客や社会課題の解決に向けたソリューション創出を目指していく。なお、4月1日付で、日立ハイテクサイエンスは「日立ハイテクアナリシス」に社名変更する。

 熱分析装置やX線分析装置などを主力製品とする分析事業は、電子顕微鏡を主力製品とする解析事業と共に、日立ハイテクグループのコアテクノロジーソリューション事業を支える最重要事業の一つ。ヘルスケア、半導体・電子部品、電池などの幅広い事業領域においては、安心安全な社会の実現や環境負荷低減に向けた取り組みがますます重要になっている。

 今回の統合は、日立ハイテクグループのコアテクノロジーソリューション事業の「見る・測る・分析する」というコア技術を生かし、研究開発から製造・品質管理の工程で専用計測・検査ソリューションを提供し、社会課題の解決に貢献していくのが目的となる。

 今後、暮らしやすい社会の実現や地球環境維持に向けた産業が成長する中、製品や材料の開発・製造・検査プロセスの難易度がさらに高まることが見込まれる。

 日立ハイテクグループは、今回の統合で分析技術の強化を図り、様々な技術の組み合わせで新たなソリューションを創り上げ、最適なプロセスの探索や改善を支援していく。

 日立ハイテクサイエンスは、物性分析(熱分析、分光分析)、元素分析(蛍光X線、ICP、原子吸光)、有機分析(液体クロマトグラフ)などを行う各種分析装置の開発、製造、販売、保守および関連部品・消耗品の販売し、幅広い研究・開発、品筆管理業務を支えてきた。

 日立ハイテクアナリティカルサイエンスは、英国、ドイツ、フィンランド、中国に拠点を置く、ハンドヘルド型の蛍光X線やLIBS(レーザー誘起ブレークダウン分光法)や、可搬型の固体分光分析装置など、可搬型の分析装置の開発、製造、販売、保守、および関連部品・消耗品の販売で、リサイクル工程や品質管理業務を支えてきた。



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