◆今年は多くの薬剤師会が会長など役員の改選時期に当たり、日本薬剤師会をはじめ、各地で激しい選挙戦が繰り広げられた。東京都、神奈川県、北海道などでは会長の選挙が行われたが、特に東京、神奈川は稀に見る僅差の争いとなった
◆東京では会長を7期務めた神原赳氏の後任をめぐって、日薬副会長を2期務めた秋葉保次氏と、伊賀光政現副会長の戦いとなった。結果は、伊賀氏が9票差で秋葉氏を破るというものだった
◆秋葉氏の知名度、実績から考えると、代議員が突き付けた“ノー”の意味は大きい。選挙に先立つ立候補表明で秋葉氏は「前期高齢者だが老いの心は持たない」、伊賀氏は「55歳の微力者だが頑張りたい」と述べ、両候補とも年齢のことに触れた。今回の都薬会長選挙は、まさしく新旧の力の激突だったといえるだろう
◆どれほど優れた指導者・組織でも、新陳代謝がなければ動脈硬化や制度疲労を起こす危険性がある。今回、執行部に若い風を吹き込むことが会員の望みであったなら、これを契機にぜひとも多くの新しい力が台頭してほしいと願う。
世代交代の波
2006年03月31日 (金)
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