臨床検査システムなどを扱うエイアンドティーは今月から、血液から分かる種々の検査結果を医師に伝えるまでの時間を1時間以内も可能にする個別検体データ検証システム「CLINIEEL Zone-2」の販売を始めた。同社の臨床検査情報システム「CLINILAN GL-2」のオプションとして用意した製品。病院の検査室向け。
この新しいシステムは、病院に蓄積されている膨大な検査結果と、患者個人の検査結果を照合し、あり得る検査結果か否かを判断するというデータマイニングを応用した「出現実績ゾーン法」を組み込んでおり、それにより臨床検査技師による目視による一次データチェックを省くことができる。
そのため、数時間から数日かかっている医師への検査結果の報告を、30040分まで短縮することを可能にしたという。チェック項目は最大で500。
GL‐2のオプションシステムであるため、価格はGL‐2納入時の価格と絡むため交渉となる。