厚生労働省の「セルフケア・セルフメディケーション推進に関する有識者検討会」は25日、セルフメディケーション税制の今後のあり方に関する議論を整理してまとめた。胃腸薬、止瀉薬、瀉下薬、全鎮咳去痰薬、新型コロナ・インフルエンザ検査薬等が対象追加に考えられるとした一方、痩身・美容目的で実質的に使用されている医薬品は医療費適正化効果が期待できないとした。

厚労省は、来月末予定の税制改正要望に向け、「財務省との折衝でこれらの意見を伝えていきたい」との考えを示した。具体的に、胃腸症状は特に国民の関心が高い症状として、胃腸薬、止瀉薬、瀉下薬、含有するものによって税制対象外となっているため全ての鎮咳去痰薬も税制の対象にすることが考えられるとした。
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