中外製薬は28日、1月に開始した新人事制度の一環で実施された社内公募職種に対し、社員自らが希望して異動する「ジョブポスティング」により687人が異動したと明らかにした。今年前半で社内の全人事異動のうち約68%に上る。新職種への挑戦、研究職から高度専門人材として数段階上の職務グレードへ飛び級する社員もいたという。一方で、異動できなかった社員に対するモチベーションの維持、部下の突然の異動といった課題もあり、同社は対策を進めている。
新人事制度は、成長戦略の一環で、社員の主体性と挑戦、成長を促すのが狙い。職務を明確化し評価する一般社員へのジョブ型の導入、実質的な定年廃止、高度専門人材の活用促進などからなる。
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