テルモは19日、積水ハウスが推進している男性育休を考えるプロジェクト「IKUKYU.PJT」を支持すると発表、今後も多様な人財が生き生きと働きやすい環境を整備することで、新たなアイディアの創出を促進し、医療に革新的なイノベーションを提供していきたいとしている。
「IKUKYU.PJT」は、男性の育休取得をよりよい社会づくりのきっかけとしたいとの思いから、今月19日を「育休を考える日」として制定し、様々な立場の人たちと共に男性育休を考えるプロジェクトとして、2019年に開始されている。
同社は、DE&I(Diversity,Equity & Inclusion:多様性、公平性、包摂性)の推進を経営の重要課題と位置づけ、アソシエイト一人ひとりが個性を尊重し合い、能力を最大限に発揮できる職場環境づくりを行ってきている。その活動の柱の一つとして、「仕事と子育ての両立支援」に取り組み、男性アソシエイトの育休取得推進にも力を入れている。
男性アソシエイトの育休取得に関しては、1カ月以上の取得を目標に掲げ、その達成に向けて生産部門を対象にした「育休勉強会」の開催や、毎年3月に開催している「DE&I Week」で育休に関する啓発活動などを実施してきている。こうした取り組みの成果として、24年度の男性育休取得率は8割を超え、取得者の約6割が1カ月以上の育休を取得している。
また、25年度から開始する新たな施策として、育休取得のロールモデルとなるアソシエイトを「育9 Ambassador」として選定した。この施策では、育9 Ambassador同士、ならびに育9 Ambassadorとその上司による対談をラジオ形式で収録し、社内へ配信する。これにより、育休を通じて大切にしたい価値観などを発信し、社内全体での理解促進と仕事と子育ての両立を尊重する文化醸成を目指している。加えて、従来から継続している社内イベントやイントラネットでの啓発や、全アソシエイト向けのeラーニングの展開も予定している。
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