◆15日は敬老の日だった。総務省統計局は14日、統計から見たわが国の高齢者を発表した。それによると、高齢者・65歳以上人口は3619万人と推計し、前年より5万人減少したものの、総人口に占める割合は29.4%で過去最高を記録した
◆この比率は人口4000万人以上の世界38カ国中で最高となっている。さらに労働力調査によると、高齢者の就業者数は21年連続増加して930万人に達し、比率も13.7%と共に過去最高となった
◆産業別では「卸売業・小売業」が133万人で最多、次いで「医療・福祉」の115万人で、10年前から約2.3倍に急増している。内訳は「社会保険・社会福祉・介護事業」75万人、「医療業」38万人などである。高齢者の医療と福祉を高齢者が一部担っている「老老介護」の社会版とも言えよう
◆ヘルスケア産業は成長を続けているが、高齢者を対象とした医療、介護、年金は別格の規模だ。第一党の総裁選はさっさと済ませて、社会保障制度の安定維持に向けた議論と対策を急ぐべきだ。
高齢者人口29.4%、過去最高に
2025年09月19日 (金)
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