◆夫が家事をすれば子供が増える――このようなデータが厚生労働省「21世紀成年者縦断調査」の結果から明らかになった
◆この調査は、厚労省が少子化対策など厚生労働行政施策の企画立案、実施の基礎資料を得るため、男女の結婚、出産、就業等の実態や意識について、経年変化を調べたもの。2002年を初年として実施しており、今回が3回目の調査
◆特に注目されたのが、夫の育児と出生の関係だ。第1回調査で夫、妻とも子どもが「ほしい」と答え、第1回から第2回の間に子供の出生なしという夫婦を対象に、第1回から第2回にかけての夫の家事・育児時間の増減と、この1年間の出生状況について、相関関係を調べたところ、夫の家事・育児時間が「増加」した夫婦では30%に子供が生まれていたのに対し、「減少」した場合には20%でしかなかった。夫が家事を負担した夫婦に出生が多いという結果である
◆少子化といわれて久しいが、一方では根本的な対策もないのが現実だ。ただ、今回の結果だけから見る限り、男性の家事・育児時間を確保することも、少子化対策の有力な手段かもしれない。
夫が家事をすると子供が増える
2006年03月15日 (水)
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