◆療養病床の再編に関する内容が、健康保険法の一部改正案に盛り込まれた。療養病床は、医療必要度の高い患者に限定して、医療保険で対応する。また医療必要度の低い患者は病院ではなく、居宅や老人保健施設等で受け止めようという考え方だ。介護療養型医療施設は、6年後には廃止する計画である
◆現在、社会保障審議会介護給付費分科会などで、是非をめぐって議論が行われているが、必ずしも賛成論ばかりでなく、反対や慎重審議を求める声も聞かれる
◆慢性期医療の必要性を訴える意見、これから高齢者が増加する中で、行き場を奪うことにつながるのではないかという懸念、「施設の入所を止めるだけでは、難民を増やすだけ」といった見方も示されている
◆これに対し厚生労働省は、「6年という時間をかけて、転換先の確保を図りながら進めていく」と、軟着陸に十分配慮する考えを強調する。だが、入院患者が追い出されるような事態を、絶対に生じさせないことが大前提であり、そこを最優先した議論を進めてほしいと思う。
高齢者どこに行けば
2006年03月13日 (月)
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