TOP > 無季言 ∨ 

後発品を選ぶには

2006年03月10日 (金)

◆4月の診療報酬改定で、処方せんが「後発医薬品への変更可」というチェック欄を設ける様式に変更される。処方医の署名、押印等の条件が整えば、保険薬局でジェネリック(GE)医薬品への変更調剤が可能となる
◆今まで「良い製品を安く」と、一般に向けて直接PRを展開してきたGE薬メーカー。その成果が、ここに来てようやく結実しそうな気配だが、一方で全規格収載、安定供給、情報提供などクリアすべきハードルは高く、企業経営も厳しさを伴う
◆今回の改正では、処方について医師に裁量権があることに変更はない。だが、「安い薬」購入の選択権が患者側に下りてきたという意味では、画期的なことと言えよう。今後は薬局など現場レベルで、患者のGE薬選択権を確保するために、どのような情報を提供するか、さらに提供側が特定のGE薬を推奨するのなら、その明確な選択根拠が求められる
◆富山県は、行政主導としては全国初となるGE薬の採用基準を取りまとめた。注目されるのは作成に際して、消費者代表を巻き込んだ点だ。今後、GE薬の利用促進に向けては、患者を主体にした仕組み作りが必要な段階にきている。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術