バイオジェン・ジャパンの脊髄性筋委縮症(SMA)治療薬「スピンラザ髄注」(一般名:ヌシネルセンナトリウム)の高用量製剤が、12日に発売された。既存の12mg製剤に、28mgと50mgの高用量製剤が加わり、新たな用法・用量により、高い運動機能改善が期待されている。
28mgと50mgの両製剤は12日付で薬価収載された。これを受け、同社は同日から世界に先駆け日本国内で両剤の販売を開始した。
薬価(1瓶)は28mg966万1483円、50mg977万8481円。
高用量投与レジメンは、初回とその投与後2週間後に50mgを投与し、その後は4カ月ごとに28mgを投与する。
同社によると、高用量投与レジメンの有効性と安全性を確認する試験において、副作用発現率は6.0%で、主な副作用は貧血、好酸球増加症、発熱、不快感、湿性咳嗽、紅斑性皮疹など。重篤な副作用な投与中止に至った例は認められなかった。











