ニプロの山崎剛司社長は11月28日、都内で開催した記者懇談会で、医療現場で汎用される同社の抗菌薬など注射剤の安定供給体制の構築について、特定の企業との協業だけでなく「オープンにディスカッションを進めていきたい」と述べ、他社協業のほかあらゆる手段で取り組む姿勢を示した。
山崎氏は、同社が抗菌薬、注射剤で高いシェアを持っていることから、安定供給に「全力で取り組む」と強調した。他方、原材料費などの高騰で採算が厳しい局面でもあるが、安定供給に向け「業務効率を上げる、他社との協業、自社だけではないリソースを活用することでコストダウンは可能ではないか。ボリュームを稼ぐことによる競争力もある。これらを組み合わせて、何としてでもコストダウンをしながら(安定供給を)やらなければならない」と説明した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。















