練馬区薬剤師会は、薬剤師による重複・頻回受診者を対象に保健指導や訪問服薬健康相談を実施した結果、75歳以上の後期高齢者医療保険加入者のうち相談を実施した人の約半数で事業実施前に比べて医療費が削減する成果を出した。65歳以上74歳未満の国民健康保険加入者の重複・頻回受診者を対象とした事業でも相談を実施した人の65%で医療費が減少しており、地域薬剤師会が主導する事業で薬剤師が介入することによって医療費適正化効果を示した。
練馬区は2012年から国保に加入する重複・頻回受診者を対象に保健師が健康相談事業を行っていた。薬の服薬に関する相談を受けることが多かったため、23年度から区薬剤師会が受託し、全国で先駆けて薬剤師による保健指導・訪問服薬健康相談を開始。一定の成果が見られたため、昨年度からは前期高齢者のみならず、都を保険者とする後期高齢者医療保険加入者に対象者を広げて事業を行っている。
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