◆巨大人口を抱えるインド市場が熱い視線を浴びている。10億人を抱えるインドは若年層が多く、経済成長に必要な労働力を安定的に確保できるのが強みだ。輝くインド(Shining India)政策を牽引したIT産業の活況は、まさに若年パワーが下支えしてきた
◆もう一つ、インドにおける医薬品産業の急成長も見逃せない。理系離れが進む日本と違い、理数系に強い人的資源を持ち、公用語として英語が使われている。しかも優秀なスタッフが安い賃金で確保できるなど、医薬品開発・製造のメリットは大きい
◆最近、新薬開発費が安く済む東欧、南米、アジアが注目されているが、インドは最もコストが低いという。ICH‐GCP準拠データで申請資料も英語で作成されるため、インド国内だけでなく、米国FDAにも申請できる。日本を敬遠する理由が、全てインド市場の魅力に集約されていると言えるかもしれない
◆まだ日本とインドの製薬業界が、お互いに交流する機会は少なく、国の理解も十分に浸透しているとは言えない。日本市場にとって今やインドは無視できない存在だけに、まず相互理解から始めたいところだ。
インドの成長
2006年04月26日 (水)
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