PHCのライフサイエンス事業部バイオメディカ事業グループ(PHCbi)は今月、製薬企業および研究施設向けに、同社のライフサイエンス研究・医療支援機器と顧客システム間のデータ連携を強化する、OPC UA規格対応インターフェースボード「MTR-OPC1-PW」の販売を開始する。同製品は、標準化された通信方式により、機器データの顧客システムへの連携を支援し、機器データ活用の効率化が図れる。
同社は、1966年に薬用保冷庫を国内で発売して以来、保存・培養機器を中心とした幅広いライフサイエンス研究・医療支援機器の開発に取り組んでいる。今回発売する新製品は、同社の機器と顧客システムを接続するインターフェースソリューションのラインアップをさらに拡充するために開発された。
今回開発された同製品は、同社のライフサイエンス研究・医療支援機器と顧客システムの間で、標準化されたデータ連携を支援する、OPC UA規格対応の専用インターフェースボードで、幅広い機器データの連携に対応できる特徴を有している。同社の機器を顧客システムに接続し、機器内部の温度、ドアの開閉状況、設定温度、冷凍回路の稼働状態など、幅広いテレメトリーデータをOPC UA規格に基づいて連携することが可能となっている。
また、データの意味や単位を含めた標準化された情報共有ができる。単なる数値データだけでなく、データの内容や単位などの属性情報を含めて共有できるため、顧客システム側でのデータ活用を促進し、システム間連携の効率化を図ることができる。
さらに、顧客システムとの連携負荷の軽減を支援する。OPC UA規格に準拠した標準化されたデータ交換方式を採用することで、顧客側におけるシステム連携時の開発負荷や設定作業の軽減が期待される。
加えて、同製品によって顧客システム上で機器データを一元的に活用しやすくなることで、機器の監視・運用効率やトレーサビリティの向上を支援することができる。さらに、顧客側の上位システムや運用プロセスとの連携を通じて、将来的なプロセス自動化への展開も期待される。
同社代表取締役専務・ライフサイエンス事業部長の高魚力氏は、「『MTR-OPC1-PW』の発売によりわが社は、アナログインターフェースからOPC UA規格対応まで、幅広いデータ連携インフラを提供することができるようになりました。特に同製品は、研究開発や医薬品製造の現場で求められる機器データの連携・活用を支援し、顧客のデータ活用基盤整備に貢献できると考えています」と述べている。



















