◆専門薬剤師の資格を持つ病院薬剤師から「スペシャリストとしてだけでなく,ジェネラリストとしての能力が求められる場面が少なくない」と聞いて、なるほどと思った。その後、他の薬剤師や医師からも同じ見解を耳にした
◆医師はそれぞれの専門領域に特化しているため、その領域の薬物療法には詳しい。一方、併発している専門外の疾患の治療は手薄になりがち。そこを薬剤師にフォローしてほしいというニーズは強いようだ。期待に応えるには、全領域に通じた知識が必要になる
◆専門薬剤師制度の検討が進められた約5年前、「薬剤師はスペシャリストを目指すのではなく、ジェネラリストのままであるべきだ」との意見があったことを思い出す。今考えると半分は正解。ジェネラリストの基盤を築いた上で、スペシャリストの知識を積み増すべきなのだろう
◆もちろん多くの病院薬剤師はそのことを意識している。ただ、中には専門・認定薬剤師の資格取得に目が向き、視野が狭くなっている薬剤師もいると聞く。スペシャリストと同じくらいジェネラリストの役割が重要であることを、今一度共通認識にしたい。
求められるのはジェネラリストとしての能力
2009年07月10日 (金)
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