日本アルコンと協和発酵は、抗アレルギー点眼剤「パタノール」(一般名:塩酸オロパタジン)を新発売した。同剤は、選択的にヒスタミンH1受容体に作用することで、アレルギー性結膜炎による掻痒感や充血などの症状を改善する。
「パタノール」は、アルコン・グループによって開発されたもので、現在84カ国で承認を得ている。米国では1997年に発売され、抗アレルギー点眼市場ではトップブランドの一つ。
今後の営業展開としては、日本アルコンが眼科領域の情報提供・収集活動を、協和発酵が製品の流通業務と眼科領域以外の情報提供・収集活動を行うことにしている。薬価は204・30円で、日本アルコンは初年度に2億4000万円の売り上げを見込んでいる。