関西でドラッグストアを展開するタキヤ(本社尼崎市)と、コンビニエンスストアのミニストップ(東京千代田区)は20日、大阪市内のタキヤの店舗内に、新業態のドラッグ&コンビニ融合店舗「タキヤ・ミニストップサテライト巽南店」をオープンした。関西におけるイオングループでの新業態の展開は、今回が初めて。
タキヤは、イオングループのドラッグ連合「ハピコム」のメンバーであり、ミニストップも同じくイオングループ企業。両社では、ドラッグストアのノウハウと店舗網、コンビニの商品開発力とフランチャイズ(FC)ノウハウをさらに融合させた、利便性の高い新業態の開発と、早期の多店舗化を目指すことで合意した。
「タキヤ・ミニストップサテライト巽南店」(大阪市生野区巽南5の7の6、タキヤ巽南店の店舗内を改装)は、約180坪(うちコンビニ部分は12坪)。営業時間は午前7時~午後11時で、取り扱い商品は、ドラッグ関連が約1万5000アイテム、コンビニ関連が約1500アイテム。調剤は取り扱っていない。公共料金の収納代行、ATM(イオン銀行)、ワオン・電子メネー決済、コピー機などのサービスを備えた。
今後は、タキヤの既存店を改装し、ドラッグストア店舗内にミニストップのFC店を出店していく。新業態の店舗名称は「タキヤ・ミニストップサテライト」とし、郊外型に限らず、都市部の既存店へも展開していく。また、イオンのPB商品である「トップバリュ」「ベストプライス」の取り扱いも拡大させる考え。ミニストップに対し、タキヤでは登録販売者の育成や医薬品販売のノウハウについても協力していくという。