TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【アステラス製薬】初のアジア治験実施へ

2006年11月08日 (水)

野木森社長
野木森社長

 アステラス製薬の野木森雅郁社長は8日、都内で開いた中間決算説明会で、最重要開発テーマの一つで血栓症を防ぐ経口第X因子(ファクターXa)阻害剤「YM150」が日本でPIIにステージアップしたことを報告、今後、日本、香港、韓国、台湾でのアジア共同試験を実施する方針を明らかにした。より低いコストと、開発のスピードアップを狙う。アジア共同試験を同社が行うのは初めて。

 同剤は、活性化血液凝固ファクターXa阻害の抗血栓薬。先行する経口トロンビン阻害剤、他のファクターXa阻害剤と比較して安全性の改善が優れているとしている。心房細動(AF)における血栓症予防と整形外科手術後の静脈血栓症(VTE)の予防の適応を狙っており、日本でPIIになったのはVTEの予防。欧州ではPIIbにある。

 同社によると、アジア治験を実施することによって、コストの低減と共に、1年以上の開発期間の短縮を期待している。試験のスケジュールや被験者数など詳細は開示していない。野木森社長は「最重要テーマとして引き続きリソースを投入していく」と述べた。

 AFにおける血栓症予防については、2006年土中に欧米でPII着手する予定。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術