厚生労働省は27日、2010年度予算概算要求の概要を発表した。一般会計予算は26兆4133億円で、今年度当初を1兆2565億円上回った。
このうち年金、医療等の社会保障関係費は、自然増を1兆0800億円見込み、今年度当初から1兆0776億円増の24兆8624億円を計上した。
主な施策としては、医薬品・医療機器分野では、安全確保の推進に13億円(今年度当初10億円)、迅速審査に8・1億円(7・8億円)、グローバル臨床研究拠点等の整備拡充に8億円(4億円)を計上。新規事業として、治験・臨床研究登録情報の提供体制の強化に1・5億円を充てた。
また、後発品の使用促進として3・8億円(9・2億円)を盛り込み、品質・安定供給の確保、情報提供の充実など、後発品使用の環境整備を進める。