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FAX分業、廃止は疑問

2006年11月13日 (月)

◆先日、受診で大病院を訪れた際、外来フロアに設置された院外処方せんFAXコーナーを患者の視点で観察した。そこには、かかりつけと思しき薬局への送信を、手慣れた感じで依頼する患者の光景が少なからずあった
◆FAX分業は、面分業推進という旗印のもとに導入されたシステムのはず。分業率が全国平均で50%を超える中、既に患者の間にも定着し、利便性を保証する重要な仕組みの一つになっていることは間違いないだろう
◆周知の通り、いま業界ではFAX分業の運営等をめぐって、システムの是非を問う声が噴出している。しかし、処方せん発行を患者・病院に説いてきた先達の努力が、今日の医薬分業につながったことには異論がなかろうし、その過程でFAXが有効な手法だったことも忘れてはならない
◆現在のFAX分業やその運用に、少なからず問題が生じている。しかし、希望する患者がいる状況で、長年培ったシステムを全て一気に廃止することにも疑問が残る。地域の全薬局が参加して、患者サービスを最優先に、地域の事情も踏まえながら、適切な運用を考えるべきではないだろうか。



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