厚生労働省は18日付で、薬事・食品衛生審議会の部会報告品目、新キット製品の12成分24品目を薬価基準に収載した。内服薬が2成分2品目、注射薬が7成分13品目、外用薬が3成分9品目だった。国内初のバイオ後続品となる「ソマトロピン」の薬価は、薬事承認で再審査期間がつかなかったため、後発品算定ルールを適用して先行品の7割となった。
報告品目は、[1]通常の錠剤にOD錠を追加した田辺製薬「セレジストOD錠」[2]カプセル製剤に錠剤を追加した万有製薬の「ストックリン錠」[3]ジェノトロピン(ファイザー)を先行バイオ医薬品とするサンドの「ソマトロピンBS皮下注」[4]25mgに10mg規格を追加したワイスの「エンブレル皮下注」[5]500mgに100mg規格を追加した日本イーライリリーの「アリムタ注射用」[6]56回噴霧に112回噴霧の規格を追加したシェリング・プラウの「ナゾネックス点鼻液」[7]従来は布面に塗布してから皮膚に貼付してアレルゲン確認用薬をテープ状にした佐藤製薬の「パッチテストテープ(アレルゲンに応じて6種類)」――の7種類となっている。
キット製品は、[1]インスリンアナログ製剤をイノレットにしたノボノルディスクファーマの「ノボラピット注」[2]同「レベミル注」[3]3室構造の輸液剤を4室構造にした大塚製薬工場の「エルネオパ」[4]少量にして用量調整を簡便にした持田製薬の「ヘパリンカルシウム皮下注」[5]ドーズカウンターをつけて吸入可能回数を確認しやすくした大塚製薬の「メプチン」――の5種類。