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新型インフルエンザワクチンの接種スタート

2009年10月19日 (月)

◆19日から国産の新型インフルエンザワクチンの接種がスタートする。厚生労働省が示した最優先者は、患者診療に直接従事する医療従事者。日本薬剤師会は、薬剤師も優先対象とするよう政府に要望書を提出した
◆一方、先の日薬学術大会で厚労省新型インフルエンザ対策推進室長の正林督章氏が、直接、重症化しやすい患者の診療に従事しない人は「薬剤師といえども対象にはならない」と明言。講演中も「ワクチンのエビデンスは感染予防ではなく重症化の予防」と繰り返し指摘した
◆現在、国産ワクチンは2700万人分と、全国民に対して十分な量は確保できていない。輸入ワクチンの接種開始も年明け以降と想定される。正林氏は「ワクチン接種で感染しないというのは大きな誤解」とし、目的は死亡者や重症者の発生、患者の集中発生による医療機関の混乱を極力防ぐことにあると強調した
◆開局薬剤師も日常業務で感染リスクが高いことは否定しない。ただ、ワクチンが不足している中で、薬剤師として、感染予防のエビデンスがないワクチン接種を、どう受け止めるかが問題だ。十分に考えて行動に移すべきだろう。



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