◆薬剤師を代表する委員として、初の中央社会保険医療協議会に臨んだ日本薬剤師会理事の三浦洋嗣氏。政権交代の影響を受けて難航した中医協の後任人事だが、当初、病院薬剤師から選ばれるのではとの憶測も飛び交った。しかし、調剤報酬の議論を行うには病院薬剤師では不十分との理由で、断念したとも聞く
◆日薬は理事が中医協委員として居場所を確保したことに安堵しているようだが、執行部ではない理事が委員であり、推薦枠をゼロにされた日本医師会とほぼ同レベルと考えられなくもない。公の検討会などの経験を積んでいる執行部と比べ、経験不足が否めないのも事実だ
◆今回の人事は、自民党の支持を表明している団体を排除したい民主党の小沢一郎幹事長の意向が反映されたとの憶測もある。しかし、委員を大幅に入れ替えたことで、中医協での議論が停滞してしまっては元も子もない
◆民主党は、社会保障審議会で診療報酬改定の基本方針、中医協で分配を決めるという従来のプロセスを見直す考えを示しているが、現時点でその法的な裏づけがない以上、まずは中医協をきちんと機能させることが大事だ。
機能する中医協を
2009年11月02日 (月)
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