TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【エレクトロニック・ライブラリー】2009年のトレンド指数、第1位は「経済危機」

2009年12月25日 (金)

 エレクトロニック・ライブラリー(EL)は、「2009年ELトレンド指数ランキング」を発表し、1年間を振り返った。今年のトレンド指数で第1位にランクされたのは「経済危機」、そのほかトップ10には「新型インフルエンザ」や「事業仕分け」などがランクインした。

 ELは、薬事日報を含む新聞96紙、雑誌約150誌の記事データベース「ELNET」を提供すると共に、キーワードヒット数の増減を数値化したトレンド指数に基づき、毎月「話題のキーワードランキング」を公表している。今回発表されたランキングは、今年1月から11月までの各月の上位キーワードのうち、トレンド指数が高かった言葉をランク付けしたもの。

 今年のトレンド指数トップ10は、[1]経済危機[2]裁判員裁判[3]鳩山政権[4]オバマ政権[5]新型インフルエンザ[6]在庫調整[7]定額給付金[8]エコポイント[9]事業仕分け[10]エコカー減税――が選ばれた。

 リーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発した昨年10月の金融危機は、世界同時不況へと発展し、世界の景気が一気に急降下した。わが国でも、製造業を中心に深刻な不景気の波が押し寄せ、各産業は減産縮小を余儀なくされ、在庫調整に追われた。

 政府が景気対策の一つとして打ち出したのが定額給付金制度。税金のばらまきという批判を浴びたものの、支給が始まった4月以降は、流通業や旅行業などが関連セールなどを展開し、市場が活気づく状況も見られた。さらに、省エネ家電の購入を促すエコポイント制度や、省エネ新車に補助金を出すエコカー減税なども実施された。しかし年間を通して見ると、経済危機を乗り切れたという段階にはなく、年末に至っても打開の見通しは立っていない。

 相次ぐ企業倒産や雇用不安などが引き金となり、政府・与党に対する不満の声がピークに達した8月、ついに衆議院が解散した。総選挙では自民党が大敗し、民主党が歴史的大勝を収めて政権交代が実現、鳩山政権が誕生した。

 新政権発足から3カ月余、この間には無駄遣いを徹底的に省くための「事業仕分け」が行われ、国民の喝采を浴びたが、どれだけ具体的な成果が上がったのか、その判断を下すのはもう少し先になりそうだ。

 一方、5月にメキシコで発生した新型インフルエンザは、わが国にも上陸し、社会・経済に大きな影響をもたらした。一時はマスクが品切れとなり、薬局等の店頭から姿を消すなど、パニックに近い状態も現出した。また、ワクチンの国内生産が追いつかず、緊急的に外国製品を輸入して接種することになった。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術