◆報道によれば、中国で2・5kgの覚せい剤を密輸した犯罪で、死刑判決が確定していた日本人に対する死刑執行が行われるようだ。同じ犯罪であと3人の日本人死刑囚がいるという
◆いずれも、中国へ持ち込んでの犯罪ではなく、中国から日本へ運ぶケースであり、製造されたかどうかは分からないが、中国に存在した覚せい剤によるものだ。密輸犯には厳罰を与えるべきだが、その量刑が極刑であることには首を傾げざるを得ない
◆もちろん、贈収賄罪でも死刑になるし、今回の毒入り餃子事件に適用された危険物質投与罪の最高刑も死刑というから、年間の死刑囚は何人に達するのやら
◆国際人権団体アムネスティは、中国における2009年の死刑執行数を数千人と推計している。民主主義の先進国で死刑制度がある日本の7人、米国の52人はおろか、独裁、軍政などを含む他の国の執行数を合わせた数より多いお国柄を考えれば、今回の件も当然といえば当然だろう
◆日本では、薬物乱用が全く治まる気配が見られない。中国のような死刑は考えられないが、薬物乱用を減らすため、もっと厳罰化してはどうか。
死刑囚の人数は
2010年04月02日 (金)
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