リリカカプセル
ファイザーは、帯状疱疹後神経痛治療剤「リリカカプセル25mg、同75mg、同100mg」(一般名:プレガバリン)を22日に新発売する。ファイザーが販売、ファイザーとエーザイが共同で情報提供活動を行う。
リリカは、米ファイザーが開発した新規疼痛治療薬。神経系に分布するカルシウムイオンチャンネル(α2δ)サブユニットに結合することで、神経伝達物質の放出を抑制。帯状疱疹後神経痛患者に対し、鎮痛効果を発揮する。
ファイザーは、リリカの製品最大化に向け、帯状疱疹後神経痛以外の適応取得にも取り組んでいる。現在「末梢性神経障害性疼痛」で申請中、「線維筋痛症」で開発段階にある。
既に海外では、世界105カ国以上で承認されており、2009年度の売上高は約28億4000万ドル。ファイザーが販売する薬剤では、高脂血症治療薬「リピトール」に次ぐ売上実績を持つ。
薬価は、25mgが100・50円、75mgが167・10円、150mgが229・00円。