グラクソ・スミスクラインは、かぜ、鼻炎・花粉による症状に優れた効き目の「コンタック」シリーズに、今月から漢方かぜ内服液「コンタック葛根湯ドリンク」(第2類医薬品)と、鼻炎用内服薬「コンタック600プラス小児用」(指定第2類医薬品)の2アイテムを新発売し、シリーズの充実を図った。中でも、「コンタック葛根湯ドリンク」は、コンタックブランド初の漢方処方による製品で、独自製法によって服用しやすさを実現した。同社では今シーズンの需要期に向け、「かぜの初期症状から諸症状の緩和まで、かぜをトータルサポートできるラインナップに強化された“コンタックシリーズ”を、積極的にアピールしていく」考えだ。
「コンタック葛根湯ドリンク」は、葛根、麻黄、大棗、桂皮、芍薬、甘草、生姜の七つの生薬成分から構成される、日本薬局方葛根湯エキスを配合した漢方製剤。体力が中等度以上の感冒初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、手や肩の痛みに効果を発揮する。特に、かぜのひき始めで寒気を感じる時に服用すると、体を温めて発汗を促し、自然治癒力を助ける。
漢方内服液に対して消費者が持つ「苦い」「のみにくい」といった味へのイメージを一新するため、独自のCLT(Clear Liquid Technology)製法を採用しているのが特徴。可溶化技術と濾過にCLT製法を用いることで、濁りが少なく、保存によっても沈殿ができにくい澄明な漢方の液体を実現。それによって、雑味のない、服用しやすい葛根湯ドリンクとなった。
1日2回の服用(15歳以上)でしっかり効くため、日中忙しい人も、のみ忘れが少ない。また、眠くなる成分が入っていないため、仕事にも支障なく服用できる。税別希望小売価格は、2本(1日分)入り980円。
「コンタック600プラス小児用」は、既に発売中の鼻炎用薬「コンタック600プラス」が成人はもちろん、7歳以上15歳未満にも使用できるが、「成人向け製品のイメージを持つ人も多く、小児のアレルギー性鼻炎の発症率も増加傾向にある」(同社)ことから、お母さん方が一目で子ども用と理解でき、買い求めやすいパッケージの小児用を加えたもの。
成分として、プソイドエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ベラドンナ総アルカロイド、無水カフェイン、リゾチーム塩酸塩を配合し、花粉・ほこりによるアレルギー性鼻炎や、かぜによる急性鼻炎に優れた効果を発揮する。朝夕の1日2回、1回1カプセルで長く効くため、子どもが学校で昼食後に服用する必要がない。対象年齢は7歳以上15歳未満で、7歳未満は服用できない。
税別希望小売価格は、10カプセル(5日分)1000円。子どものアレルギー性鼻炎は花粉の季節だけでなく、ハウスダストなどでも症状が起こることが多いことから、同社では「年間を通して利用してもらえる販売展開をしていく」としている。