◆「何をやっているのか。そこはしっかりやってもらいたい」。7月30日付で医薬食品局長に就任した間杉純氏が、6月に厚生労働省が公表した覆面調査の結果について問われた際の一言だ
◆一般薬の新販売制度の定着状況を把握するために行った調査では名札の着用や、購入者への情報提供が不十分なことが明らかになった。リスクが高く、薬剤師に取り扱いが限定されている第1類薬購入時に、約半数の薬局が文書で説明を行わず、約2割の薬局・薬店が購入者に対して全く説明していなかった
◆行政刷新会議の規制・制度改革に関する分科会は、一般薬のネット販売規制緩和論議を、秋にも再開する。このことを問われると間杉氏は、「薬はリスクを伴う。しっかりとした体制で情報提供することを、世の中に繰り返し訴えていかなければならない。仮に規制緩和の話があったとしても、私はそういう立場を貫きたい」と断言した
◆蓮舫行政刷新担当相は、秋以降に行う議論で、「丁寧に両者の声を聴きながら進めていきたい」としており、今回の覆面調査の結果が議論にどう影響するのか、気になるところだ。
ネット販売規制と覆面調査
2010年09月08日 (水)
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