ファイザーは、遺伝子組み換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「ジェノトロピンゴークイック注用5・3mg、同12mg」(一般名:ソマトロピン)と、骨粗鬆症治療剤「ビビアント錠20mg」(一般名:バセドキシフェン酢酸塩)を新発売した。
ジェノトロピンゴークイックは、ジェノトロピンの新剤形で、薬剤組み込み済みのディスポーザブルキット製剤。カートリッジ交換が不要であるほか、初回用量設定が簡便に行えるワンタイムドーズセッティング機能を導入し、患者が自己注射を行う際に、過量投与や誤操作の防止を図った。
薬価は、5・33mg1キットが4万4559円、12mg1キットが11万0185円。
ビビアントは、閉経後骨粗鬆症を適応とした1日1回投与の選択的エストロゲン受容体モジュレーター。骨芽細胞や破骨細胞に作用し、破骨細胞による骨吸収を抑制することで、骨粗鬆症を改善する。ワイス(現ファイザー)が、国内第II相試験と海外第III相試験の臨床データを用いて承認申請し、7月に承認を取得した。
海外では、欧州で昨年4月に「骨折リスクの高い閉経後骨粗鬆症」の適応で承認を取得。米国でも承認申請中。
薬価は、20mg1錠132・20円。