大塚ホールディングスは、東京証券取引所への上場が決まったと発表した。想定発行価格は2400円、時価総額は約1兆3000億円規模となる見込み。上場は12月15日を予定している。今後同社は、増資資金をもとに、医療関連事業での開発パイプライン強化や、栄養と医薬品などを扱うニュートラシューティカルズ関連事業での製品拡充、販売体制の強化を進める方針。
これまで同社は、大塚製薬やアース製薬、大鵬薬品、大塚製薬工場、大塚倉庫などをグループ会社に抱え、医薬品や消費者向けの商品など、幅広い製品・サービスを通じて、事業展開を進めてきた。2009年度売上高は1兆0843億円で、そのうち医療関連事業では、抗精神病薬「エビリファイ」や抗血小板薬「プレタール」、胃炎・胃潰瘍治療剤「ムコスタ」などを販売し、7159億円を占める。