松本清雄氏
マツモトキヨシホールディングス(マツキヨHD)は18日の取締役会で、松本南海雄会長兼CEOが社長を兼務する人事を発表した。吉田雅司社長兼COOは退任する。また、吉田氏は子会社マツモトキヨシの会長兼社長も退任し、後任の社長にはマツキヨHDの松本清雄専務が昇格する。いずれも4月1日付。
マツモトキヨシの新社長に就任する清雄氏は、南海雄氏の長男で38歳。1995年にマツモトキヨシに入社し、商品部長を経て05年に取締役、07年にHD取締役、09年にHD専務およびマツモトキヨシ専務に就いていた。
マツキヨHDでは、競争激化が続くドラッグストア業界の中で、今後の変革の方向性を検討した結果、「グループのさらなる成長を目指すことを目的に、創業家のDNAを再点灯させ、グループの中核であるマツモトキヨシにおいては果敢に課題にチャレンジする新進気鋭のトップ体制に刷新することで、グループ各社の連携強化と総合力を発揮する体制を目指していきたい」としている。また、子会社マツモトキヨシについても、「構造的な課題を解決し、新しい基本方針のもと、業界の閉塞感を打破し、さらなる成長を推進する体制を取ることとした」としている。