日本医薬品登録販売者協会は、22日に定時総会を開き、今年度事業計画を決定した。
事業計画では、昨年度に引き続き、登録販売者の継続研修を柱に据えると共に、各県協会の設立をサポートし、会員拡大を図っていくことにしている。また、来年5月31日で経過措置期間が終了し、完全施行となることから、制度の定着に向けた活動もより活発化させていく。
具体的には、[1]登録販売者の資質向上のための継続教育の実施[2]会員拡大活動、各県協会の設立[3]最新情報の提供[4]厚生労働省および地方行政への対応[5]協会認定「医薬品登録販売士」の実施[6]登録販売者試験のための支援[7]「登録販売者賠償保険」加入サポートの提供[8]日本薬業連絡協議会に参加[9]個人事業者への支援--挙げている。
また同日、日本薬業研修センターも総会を開催し、今年度事業計画を決めた。今年度事業としては、▽薬業界における各種教育の実施▽登録販売者受験対策支援の実施▽薬事および医薬品情報収集・提供▽薬業界専門家サポート体制の構築▽日本薬業連絡協議会へ参加し、各団体と連携する--に取り組む。
教育では、登録販売者の育成・資質向上のための教育や継続教育のほか、様々な教育を実施する。受験対策としては、昨年度に引き続き、登録販売者試験に合格するための様々な支援対策を実施する。